■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 諏訪泉メールマガジン 2005年6月 梅雨の雨もいいね号 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆1. 蔵元日記 --------------- 確か沖縄地方はすでに梅雨入りですが、鳥取県を含む中国地方はまだのよう です。5月はさすがにお天気の日が多く、天気が良すぎて朝晩冷え込むという 気候でした。 今、冨田さんも田中さんも田植えの真っ最中です。田植え直後の苗を植えた 田んぼ、この時期、朝晩見ますが、つくづくきれいなものだと思います。バック は緑の山、緑の苗が四角い田んぼに整然と並ぶさま、丸い田んぼに畦に沿って 植えられた様子。日本の原風景です。お隣の韓国に、中世以来の日本人の村が あってそこの田んぼが同じ様子で、写真を見たときに日本の農村と同じような 風景だと感じました。時を超えて、田んぼに日本人的な精神が宿っているという ことでしょうか?日本酒の力は、田んぼの力、人の力、米の力。この力を大事に したいと思います。 さて、梅雨の雨は稲をはぐくむ雨です。雨の日は、田んぼを思ってお酒を傾け ましょう。 ◆2. 製品情報など ------------------- 先月、梶屋茶屋のご案内をいたしました。今月は、梶屋のご案内をすこしいた します。 昨年4月にリニューアルオープンした、蔵元交流館「梶屋」ですが、まだまだ 十分ではありませんが、いろんな人に来てもらえるようになってきております。 お酒以外にもいろいろな商品、酒関係の商品、智頭町・鳥取県の特産品を置い ています。結構、好評です。一部、ご紹介いたします。限定品が多くて、品切れ がしばしばですが、皆さんに喜んでもらっています。 ●食品 板井原ごうこ 515円 板井原ダイコン振興組合さん製造 白いかこうじ漬け 630円 玉藤商店さん製造 田中味噌 1050円 田中農場さん製造 酒屋さんのこうじで作った味噌 1260円 躍感塾さん製造 栃の花の蜂蜜 1050円 田中農場ネットワークの商品 吟醸漬 1500円 フォレストリア用瀬さん製造 大吟上 山田錦せんべい 525円 アリモト製菓さん製造 らっきょう甘酢漬け 1050円 福部村農協協同組合さん製造 梶屋のポン 210円 梶屋オリジナル商品 ●グッズなど 酒粕石鹸 520円 柿渋染め製品 靴下、ハンカチなど各種 柿渋染め「ふじもと」さん 諏訪泉 前掛け 1050円、1575円 ●ヒット商品 諏訪泉ストラップ 大吟醸鵬と純米酒 どちらも一個、315円 まだまだ、品数は少ないですが、酒蔵関連商品を品揃えしていこうと思いま す。尚、夏になると智頭町のリンドウの花が売りに出ます。梶屋の朝取りリン ドウです。 ◆3. 今月のつまみとお酒(「ぶらん−わい」さんの) --------------------------------------------------- 今月は『鰺の昆布〆焼き』ですが、私の知り合いの《酒仙洞・玄》の築城勝彦 さんが、提案してくれました。ツイキ調でいきます(^^ゞ このごろ魚河岸やら魚屋に行くと、時々、鰺が安く売られているのを見かけ る。鰺と言えば、関アジや豊後水道の釣アジが良いが、そんなものは滅多に買え ない。 …が、新鮮な鰺を手に入れたら、 ワタを取って三枚に下ろす。 ゼイゴを取って、身の方に少々塩を振る。 別に、鰺の身の長さ位に切った昆布を酒でぬらし、軟らかくしておく。 軟らかくなった昆布を伸ばし、ここに鰺の身を乗せ、上にも昆布を乗せて 一晩おく。 このまま食べれば「鰺の昆布〆」であるが、焦ってはいけない。 それでは面白くないので、これを焼いてみる。 塩は振ってあるので、昆布から剥がして焼き網にのせ、焼くだけだ。 皮の方から焼く。皮が焦げて、芳ばしい薫りがしてくる。火は遠火がよい。 程よく焼き色が付いたら、ひっくり返す。皮が剥がれないように注意する。 生でも食べられるのだから、焼き過ぎに気をつける。 焼き上がったら皿に盛り、レモンなど添えてみる。 この時期であったら、薬味に茗荷の甘酢漬けなどがあれば申し分ない。 これをつまみに今夜は、満天星をぬる燗につけて飲ってみる。 うまい。仕事の疲れもふっとぶ。 ちなみに、鰺の鮮度は腹の部分の張り具合でみる。 したがって、パック詰めでは判らないので、できればバラ売りの鰺を求める ようにすると良い。 (おすすめのお酒) おすすめのお酒は、諏訪泉純米吟醸「満天星」です。それも14BYがピッタリで す。持っている人は少ないかなぁ。普通に塩焼きなら、15BYでもいいですょ。 先日、ごく内輪で諏訪泉の会をやりました。満天星、冨田K7、田中農場純米、 諏訪泉純米、純米古酒1997、強力純米大吟醸…。飲み応えありました。 (蔵元の感想・突っ込みなど) 内輪の諏訪泉の会、開催していただきどうもありがとうございます。 弊社のお酒は、どれも口当たりが優しく、食事にあうのが特徴でしたが、最近商 品化した、冨田さんや田中農場さんのお米で作った商品は、米の個性がお酒に出 る商品となりました。今までになかった諏訪泉ということで評価されています。 考えてみると、確かに一軒の農家さんの米だけで作った商品というのはなかっ たですね。通常は、農協さんからいろいろな生産農家のものが来るわけで、それ をまた一緒にして精米して、またまた混ぜ合わせて酒にして、またそれをタンク でまとめたりして、結果として平均化することになります。 しかし、農家が違えばダイコンの味だって変るんですから、考えてみれば当た り前。当たり前の事実に気がつくというのも間が抜けた御話しですけど、これも 諏訪泉が小さい蔵で、冨田さんや田中さんという優秀な農家さんとお付き合いさ せていただいているからです。ひとえに、農家さんに感謝です。 あっ、鯵、もう大好きな魚です。特に開き、お刺身も、たたきも、なめろう も、さんが焼きも、水なますも、フライも、好きですけど、なによりもアジの開 きが好きです。 今回のメニュー作者、築城さんに感謝です。 ◆4. 杉の雫・吟醸の会 活動案内 ---------------------------------- 今月は、5月14日に実施した「田植え」の報告をします。 当日、集まってもらったお客さんは、大阪から2名、広島から1名、市内から 数名、地元智頭町から、杉の雫・吟醸の会の幹事さんたち、合計で約20名でした。 午前10時集合で、午前中はコガネヒカリの田植え、その後田んぼを見ながら コガネヒカリのおにぎりの昼食、(お酒もすこしコガネヒカリのお酒、ばんなり ましたの味見をして)、その後、町内の山でワラビ取り、3時過ぎには終了して ホテルへ向かいました。 ホテルで一休みしてもらって、 午後6時から「諏訪泉を楽しむ会」この会は、26名もの参加でした。 楽しんでもらったお酒は、以下の7種類、しっかり楽しんでもらいました。 諏訪泉 蔵出しにごり酒 純米 大吟醸 鵬 生原酒 諏訪泉 特別純米 生 諏訪泉 純米吟醸 満天星 諏訪泉 本醸造 花のしずく 生 諏訪泉 辛口燗酒 諏訪泉 純米古酒1997 諏訪泉 自家井戸水 翌日は、智頭町内で開催の「第25回どうだんつつじ祭り」を見てもらい、 智頭町と諏訪酒造を存分に楽しんでもらいました。 今回は、田植えのイベントでしたが秋には稲刈り、冬には仕込み体験を実施いた します。 楽しみにして下さい。 ◆5. 目からうろこのお酒の疑問 -------------------------------- (メルマガ読者からの質問にお応えするコーナーです。) ●その5 質問:私はお酒を冷やして飲むことが多いのですが、先日酒屋さん で燗用のお酒」が売られていました。普通のお酒とどこが違 うのですか? 回答:普通のお酒とうんと違っているわけではありません。 ただ、燗向きといっているお酒は、よく熟成したお酒が多いようです。 また、普通のお酒が燗に向かないわけではなく 燗で十分美味しいことも多々 あります。 説明:燗にして暖めたお酒は、人の味覚の特性で、旨みと甘み感じるようにな り逆に苦味、酸味を弱く感じるようになります。燗に向く酒は、良く熟成した 酒がバランスよく感じることが多いのですが、一方にごり酒の 生を燗しても 割合美味しいことがあります。 いろいろと試してみることもお酒の楽しみ方の一つですし、お燗は、美味しい お酒をより美味しく楽しむ方法の一つです。 ●その6 質問:先日、九州に旅行に行って「地酒を下さい」と言ったところ、 新潟の酒 が出て来ました。地酒ってその土地のお酒のこと ではないのですか? いまだに腑に落ちません。 回答:もともと地酒とは、下り酒(灘酒)に対する地回りの酒の意味ですの で、 地元の酒という意味です。新潟の酒という意味ではありません。 説明:地酒の旗手として新潟のお酒が全国へ普及した行き過ぎの現象ですね。 新潟の淡麗辛口の酒質は日本を席巻しましたが、今は新潟タイプでない 酒も ずいぶん一般的になりました。山形、広島、静岡、北陸、山陰、な ど、各地 でさまざまな酒質のお酒が作られています。 本当に、百花繚乱、地酒の美味しい時代だと思います。これも日本酒の 楽しみ の一つです。これが旨い、あれが美味しくないと決め付けないで、 いろいろ味 わってみて下さい。かならず発見があります。 ●過去の質問 詳細な説明は、前号をご覧下さい。 その1 質問:日本酒って古くなると酢になると聞きました。本当ですか? 回答:間違いです。日本酒は古くなると古酒になります。 その2 質問:日本酒で四段仕込みというのは、美味しいお酒なんですか? 回答:あまり関係ありません。 その3 質問:原料米の精米した糠は捨てるのですか? 回答:捨てません。食品原料になります。 その4 質問:瓶の色はなんで付いているのですか? 回答:品質保持のためです。(および商品の差別化) ◆あとがき ---------- 全国新酒鑑評会へ行ってきました。歴史ある吟醸酒の鑑評会です。 今年、諏訪泉は入賞できませんでした。また出直しでがんばります。 鑑評会の是非は、いろいろと議論されるところです。確かに、市販酒の評価に はつながらないことも確かですし、高々8リットルの酒(出品に使う酒の量)で その蔵の吟醸酒の良し悪しが判断できるわけもありません。ただ、もともと、杜 氏の技術向上の場、製造技術の研究会です。吟醸酒を作る以上は、入賞できる技 術を備えないといけないと思います。 さて、来期の造りでは、しっかり事前に考えて吟醸を造りたいと思います。 以上 ※送信の解除はHP上のメルマガ登録ページからできます。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 諏訪酒造株式会社 e-mail: info@suwaizumi.com URL: http://www.suwaizumi.com ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■