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諏訪泉メールマガジン 2005年7月 暑さがごちそう号
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◆1.	蔵元日記
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 (夏の燗酒で暑気払い)


  このところ、6月中は、鳥取は雨が降らなくて困っておりました。雨が少なくて
 かんかん照りだと、川の水が干上がって鮎が美味しくならないとのこと。良いコケ
 (たぶん川底に生える珪藻)がはえないからだそうです。
  鮎はさておくとして、夏がうんと暑いと、つい冷たい飲み物をたくさん取りがち
 になり、結果体調を崩して、食欲不振、つまり夏バテということになります。そこ
 で、夏の美味しくて、体に優しい、食欲増強の日本酒の飲みかたを提案したいと思
 います。
  江戸時代には暑い最中、精の付く食べ物、うなぎとか、どじょうとか、温かい食
 べ物に燗酒を飲んで暑気払いをしていました。暑い季節に冷たいものが欲しくなる
 のは当然ですが、冷たいものはお腹を冷やして余計体調を崩す元になります。お茶
 も熱いお茶のほうが体に優しい飲みかたです。
  ただ、夏場の燗は、ちょっと工夫をしましょう。一割ほど水を加えて、お燗して
 下さい。楽にすいすいと美味しくいただけ、悪酔いもしません。冷たいビール等は
 ほどほどにして、すこし水を加えた温かいお酒で、温かい食べものをいただきます。
 食事も進んで、とても体に優しい飲みかたです。(隣りに湯冷ましを置いて飲み
 ながらも良いですね)
 温かいものを食べて、温かいお酒を飲む、一汗かくとすっと、体の熱が消えます。
 ぜひ、一度お試し下さい。
  夏の燗酒を今日はおすすめいたしました。

◆2. 製品情報など
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 (本の紹介)

  今月は、本の紹介をいたします。
 「世界一旨い日本酒 熟成と燗で飲る本物の酒」古川修著 光文社新書 

  著者の古川さんは大学の教授(先生)ですが、同じ光文社新書の「蕎麦屋酒」も
 書いておられ、またときおり、雑誌「ダンチュウ」に登場しては築地まで買出しに
 出かけたり、活躍しているライターさんです。この本には、長年の小売店さん、
 料飲店さん、蔵元さん、とのお付き合いを通して、一消費者として地酒ブームの黎明
 期から現在まで日本酒を飲んできた古川さんの日本酒への思いが凝縮しています。
 現在の日本酒業界低迷に対する提言もあり、蔵元としては考えさせられます。あまり
 にも特殊、マニアックというご意見もあるかと思いますが、方向性として日本酒の
 一つの楽しみ方として十分理解できる方向だと思います。(他の日本酒を否定する
 ものではないことは古川先生の書き方を見ると明らかです)こんな日本酒もあると
 いうこと、日本酒の実力を理解する上で必須かもしれません。
  いずれにしても楽しく読める本です。蕎麦屋酒も合わせて美味しいものと美味しい
 お酒が紹介されております。ご一読下さい。
  なお、諏訪酒造も、本のなかで過分に紹介されております。古川先生、どうもあり
 がとうございました。

◆3. 今月のつまみとお酒(「ぶらん−わい」さんの)
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   『トマトとアンチョビのサラダ』
  ●材料 (2人分)
     トマト  中1コ、アンチョビ缶詰  1/2缶、生バジルの葉  2〜3枚、
     ニンニク  少々、オリーブオイル  少々、胡椒 少々、醤油 少々
  ●作り方
   @ ニンニクをスライスし、オリーブオイルで焦げないようにゆっくり揚げる。
   A アンチョビとバジルは刻んでおく。
   B トマトを、湯むき、又はヘタの辺りにフォークを刺しコンロで炙って、
     皮をむく。
   C  Bのトマトのヘタを取り、横半分に切って種を取り除く。
   D  Cを一口大に切ってボールに入れ、アンチョビ、バジル、ニンニクと
     そのオリーブオイル、醤油、胡椒を入れ軽く混ぜ合わせる。
   E  Dにラップをして、冷蔵庫で30分位冷やし器に盛る。※冷やしすぎると
     味がなくなるので気を付けてください。

     さらに、これをパスタに和えても美味しいですょ。

   今回は《2005冨田K7生》が、おすすめです(^O^)/
    ロックグラスに冨田を注ぎ、角氷を一つ入れゆっくり溶かしながらいただく
   のが好いです。
    鬱陶しい梅雨のお昼になんて、サイコーです(^o^;
    くれぐれもお休みの日にお試しくださいネ。

◆4. 杉の雫・吟醸の会 活動案内
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 7月2日(土) 2005年杉の雫・吟醸の会 総会を開催しました。

   今年は、午後一時に集合して、「雫の森」下草刈りそして「雫の田んぼ」の
 畦草刈りを実施後に総会を開催。
  いままでは、田植えと総会のパターンで数年、その前はお花見と総会のパターンで
 したが、今回は草刈りと総会の組み合わせでした。
  作業は、1時集合後、森の下草刈り、昨年の台風で隣りの杉の木が倒れ掛かってき
 て、大変、どうにもなりません。
  約1時間で終えて、その後田んぼへ、畦草刈りです。田んぼおよび、井手(水路)
 の草刈り、草刈り終了後は、森下副会長の山から真竹の竹の子を取ってお土産を作り
 ました。
  総会は、場所を変えて午後4時30分から開催、昨年の活動のまとめと反省および
 今年の活動計画が承認されました。その後、懇親会に移りさらに今後の活動計画が
 しっかりと話し合われたように思います。

  今後とも、杉の雫・吟醸の会の活動、ご支援をよろしくお願いします。

◆5. 目からうろこのお酒の疑問
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  メルマガ読者からの質問にお応えするコーナーです。

  ●その7 質問:酵母の種類で協会酵母って何ですか?

  回答:財団法人 日本醸造協会 の頒布する酵母のことです。

  説明:酵母は、日本酒の醸造に不可欠の微生物で、清酒用の酵母は、パン酵母、
  ワイン酵母、などと違った性質を持つ酵母です。日本酒の酒質向上を図るため
  に、協会が各地の良い酵母を集め、培養して配布しているのが「きょうかい酵母」
  で、いろいろな種類があります。代表的な酵母に、「きょうかい7号」、
  「きょうかい9号」などがあり、7号は、信州の真澄(ますみ)、9号は熊本の
  香露(こうろ)という酒銘の蔵から分離された酵母です。
   きょうかい酵母の使用が普及したおかげで、日本酒の酒質が向上した反面、
  個性が薄れたことも事実で、近年、各地の研究機関独自の酵母や自然の花から
  分離した「花酵母」(東京農大短期大学部醸造科、http://www.hanakoubo.jp/)
  による日本酒作りも盛んに行われて、それぞれ特徴のある日本酒を醸造していま
  す。

  ●その8 質問:高い大吟醸より安い純米酒のほうが美味しいと思うのですが、
       変ですか?

  回答:変ではありません。美味しさは、きわめて個人的なものです。

  説明:大吟醸酒は、高価な原料を使用して高度精米(よく削って)して、いわ
  ゆる吟醸作りという手間をかけた製造法を取るために、どうしても高価になり
  ます。 しかし、大吟醸酒が個人の味覚として安価な(大吟醸酒と比較して)
  純米酒よりかならず美味しいと感じるとは限りません。大吟醸酒の特徴の華やか
  な香り、すっきりとした後口なども、例えば、極端ですが燗で飲む純米酒と比べ
  ると、奇妙な香りと飲み応えがない、という感想を持つ人もいらっしゃると思い
  ます。
  要は、好き好きになります。味覚はきわめて個人的なものです。一般にお酒と
  料理の相性というようなことも言いますが、それは、それ。美味しいと思うお酒
  を美味しい食べ物と一緒に楽しめれば、楽しく肩肘はらずに楽しめることが一番
  だと思います。
  そのためにも、すこし日本酒のことがわかると楽しいかと思います。

  ●(過去の質問)  回答と説明は、前号をご覧下さい。
  その1 質問:日本酒って古くなると酢になると聞きました。本当ですか?
  その2 質問:日本酒で四段仕込みというのは、美味しいお酒なんですか?
  その3 質問:原料米の精米した糠は捨てるのですか?
  その4 質問:瓶の色はなんで付いているのですか?
  その5 質問:「燗用のお酒」と普通のお酒とどこが違うのですか?
  その6 質問:地酒って新潟のお酒のことですか?  

◆あとがき
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   油断しているうちに梅雨が明けて、夏本番になってしまいました。
   今、はまっているのは、一割ほど水で割り水した「和み水燗」です。
   (上原先生は、チェサー燗と言っておりますが)
   特別純米酒を「和み水燗」で、茄子の煮物といただくと夏だなと思います。
   夏こそ燗酒、今年はこのキャッチコピーで夏を乗り切りたいですね。

                                  以上

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 諏訪酒造株式会社
  e-mail: info@suwaizumi.com
  URL:  http://www.suwaizumi.com
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