■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 諏訪泉メールマガジン 2005年9月 あまり台風が来ないといいな号 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ◆1. 蔵元日記 --------------- (今期の仕込み) 毎年、夏の暑い日に、冬の仕込み計画を作ります。だいたいお盆をはさむ二 週間くらい。 今年の総仕込み本数は、42本ほど。洗い付け11月15日、甑倒し3月11 日、皆造を4月中旬を予定しています。酒造りは、とにかく始まったら最後まで 一気にしないといけませんから計画作りが非常に大事です。今年の米の出来、入 荷によっても変更を迫られますが、まずは計画です。 最近、通勤途中の田んぼが色づきだしました。コシヒカリですが、稲刈りも もうすぐです。なんとはなく、あせりみたいなものを感じます。 今年の酒造り、いろんなことがあるとは思いますが、社員全員での酒造りを 徹底したいと思います。とにかく、美味しいお酒を作ること毎年、毎年が一年生 です。ご期待下さい。 ◆2. 蔵からのお知らせ ------------------------ 今回は、季節商品および新商品の発売のお知らせです。 ●(季節商品発売のお知らせ) 商品名:諏訪泉 特別純米酒 ひやおろし 価格:1.8g2625円(税込み)、720ml 1313円(税込み) 発売日:9月1日蔵出し開始 商品説明: (ひやおろしの説明) 今年の冬に仕込み、春から蔵で熟成させたお酒を、気温が下がり、秋 風の吹くころに「生詰」でお出しする商品です。 ひやおろしとは、冷や卸。卸すとは、貯蔵用の桶から樽に詰めること。 冷やで卸すということは、酒を冷たいまま詰めるということになります。 気温の高い夏場は、酒の品質保持のため、酒を熱して、熱酒で詰める のが江戸時代からの方法です。秋になると、気温が下がりその必要もな くなり冷たいまま詰めることが可能となります。さらに、ちょうどこの ころ、春から保存していた酒の味わいが整い出荷が始まることから当年 の酒を火入れをしないで出す酒をひやおろしと呼びようになりました。 (今年のひやおろし) 今年の諏訪泉のひやおろしは、例年になく味わい深いお酒に仕上がっ ております。すこし冷やすか、ぬるめの燗でお楽しみ下さい。 ●(新商品発売のお知らせ) 商品名:諏訪泉 鳥取まるごと純米酒 価格:1.8g 1995円(税込み)、 2000円で御縁お釣りの値段です。 商品説明:ラベル記載の文章を下記します。 鳥取のめぐみである米・水・人、そして風土に育まれた純米酒です。 水のめぐみ 鳥取の山と木と、暮す人が守ったもの 米のめぐみ 鳥取の大地と耕す人が育んだもの 人のめぐみ 鳥取の蔵と飲み手が造り、伝えたもの 風土のめぐみ 鳥取の海と山と里の食べ物によく調和します。 1本のこの純米酒には、鳥取のすべてが入っています。1.8リッ トルのこのお酒に使用する玄米は約2キログラム。田んぼの面積にし て一坪、畳二枚分の田んぼのお米の恵みが入ってます。春から夏、秋、 田んぼの稲は鳥取の風、雨、太陽の光を浴びて育ちます。 そして冬、蔵で酒になります。使用する仕込み水は、中国山地から 地下水として流れてくる水、山のダシともいえる大地をしみ透ってく る水です。この水のめぐみを活かすのは地元の蔵人です。 鳥取まるごと純米酒、鳥取県産米を100%使用しております。ご 評価くだされば幸いです。(ここまでの文章をラベルに記載してます) 普通に飲める、普通のお酒を地元鳥取県の米で造りたいという思い で試作しました。 どんなでしょうか? ◆3. 今月のつまみとお酒(「ぶらん−わい」さんの) --------------------------------------------------- 今月は『自家製ベーコン』です。 ●材料 豚バラ肉 ブロック 500g〜1000g、 塩・コショウ 適宜、 スモークチップ(棒状のもの) ●作り方 @ 豚バラ肉の余分な脂身を取る。 A 塩を肉の表面がザラザラするくらい、全体に擦り込むようにして まぶし、更に挽きたてのコショウをまぶす。 B Aの肉を皿に乗せ、ラップなどを掛けずに冷蔵庫の少し風のあた る所に置き、2日間ねかす。 C 燻煙の準備をする。 スモーカーがあればそれで。なければオーブンの天板の様な物に、 棒状のスモークチップを1時間くらい燃える大きさに調整して火を 付け置く。底を抜いた段ボール箱の中程に金網を固定し、天板の チップの上にかぶせる。 D Bの肉を網に乗せ蓋をして、チップから煙が出なくなったら出来上 がり。これをアルミホイルで包み冷蔵庫で1日ねかせると、薫が落 ち着いて良いです。 自分で作れば、余計な添加物もなく、豚肉本来の旨味を味わえます。 もちろん塩も、天然塩や自然海塩を使った方が良いです。 おいしいベーコンができたら、いろいろなお料理に使ってみましょう。 ベーコンをスライスして炒め、湯むきトマトの種を取り、一口大に 切ってドレッシングで和えたものを合わせても美味しいです。 季節は冷やおろし、「諏訪泉特純冷やおろし」は、もう召し上がり ましたか?やわらかな口当たりの後、旨味が広がります。常温か、 お燗をつけるなら人肌ぐらいのぬるめがおすすめですが、サッパリと 飲みたい方は、少しだけ冷やしても良いかな(^^)/▽ (蔵元の感想) 今回は、本格的な手の込んだお料理です。総製作日数4日、買い物 からはじめるとなると勇気が要りそうです。料理好きで、お酒好きな 友達を焚きつけて、酒は持っていくから料理は頼むという手もありか な?持つべきものは友達です。 今回の冷やおろし、秋風が涼しくなったら美味しいお料理と共に楽 しんでもらえるお酒です。秋は美味しいものがたくさんあります。 秋刀魚、戻り鰹、秋の野菜類、きのこ芋類、新米の季節でもあります。 そろそろ、鍋も恋しい季節。そんな美味しいものに合わせて美味しい 日本酒。また太りそうですね。なにやら、「天の美禄」なんていうよ うな古い言葉が思い浮かびました。 ◆4. 杉の雫・吟醸の会 活動案内 --------------------------------- 夏は、活動休止ですが、今年の玉栄、順調に生育しています。お盆 すぎに出穂して稲刈りの予定は、10月1日(土)です。毎年収穫祭を 稲刈り終了後に開催します。稲刈りも楽しいですが、この収穫祭が楽 しみです。 ◆5. 目からうろこのお酒の疑問 ------------------------------- (メルマガ読者からの質問にお応えするコーナーです。) ●その11 質問:日本酒を飲むと太ると聞きました。本当ですか? 回答:成分的には、他の酒類と比較して太ることは考えられません。 説明:お酒のカロリーは、簡単に言うとアルコール濃度に比例します。 ただ、お酒のおつまみは高カロリーのものが多く、おつまみの食べすぎにより 太ることは有りそうです。日本酒二合だと約380キロカロリーになりますが、 同じカロリーで他の酒類だと、ビールで900ml、焼酎だと270ml(25%) 飲めます。焼酎は割って飲みますので、6:4で約3杯といったところです。 ただ、ご飯軽くいっぱいが160キロカロリーですので、これだけ飲むとご飯 二杯分になります。お酒を飲むときは、肝臓を守るために高たんぱくで、肥満 防止のために低カロリーのものを注意して食べることが必要です。 また、日本酒は食事を美味しくする働きがありますのでこれも太ると言われ る原因かもしれませんが、楽しく飲んで食べるために貢献していることになり ますので、つらいところです。 ●その12 質問:お酒の消費期限について教えて下さい。 回答:お酒には消費期限はありません。保存法が適切です美味しくなります。 説明:お酒には、美味しく飲める期限はありません。つまり古くなっても飲め ます。さらに適性に保存すると熟成して美味しくなります。熟成した酒が好き か、新鮮な酒が好きかは個人の好みの問題です。 酒税法の表示では、日本酒は製造の年月を表示することになっています。 ただ、この製造というのは瓶詰して製品にした時ですから、蔵で例えば10年 間貯蔵したお酒でも瓶詰した時が、製造年月になります。 日本酒は、ワインと同じ醸造酒ですから瓶詰後でも熟成が続きます。保管は 出来るだけ冷暗所という風にお伝えしますが、人が暮らしていける範囲の温度 であれば、室温で保管できます。蔵があれば最高ですが、無ければ台所などは ぴったりです。よく熟成した純米酒などはお燗でその真価を発揮します。もし、 信頼できる小売店さんが近くにあればぜひ、製造年月の古いものをお買い求め 下さい。値段以上の価値があります。ちなみに、ワイン、リキュール、焼酎、 などの酒類は製造年月表示義務がありません。どういうわけでしょうか? ●(過去の質問) 回答と説明は、以前のメルマガをご覧下さい。 その1 日本酒って古くなると酢になると聞きました。本当ですか? その2 日本酒で四段仕込みというのは、美味しいお酒なんですか? その3 原料米の精米した糠は捨てるのですか? その4 瓶の色はなんで付いているのですか? その5 「燗用のお酒」と普通のお酒とどこが違うのですか? その6 地酒って新潟のお酒のことですか? その7 酵母の種類で協会酵母って何ですか? その8 高い大吟醸より安い純米酒のほうが美味しいと思うのですが、変で すか? その9 お米が原料の日本酒がフルーテイーなのはなぜですか? その10 冷酒と生酒の違いを教えて下さい。 ◆あとがき ---------- (ちょっと、残念なこと) 日本酒ファンにたまにいらっしゃるタイプでちょっと残念に思う人がいらっ しゃいます。それは、ある特定の銘柄しか飲まないと決めている方、大吟醸は いらないと決めている方など、ある意味頑固な方です。そんなにしなくても、 いろいろ試してみた方が楽しいのに、と思うことが多々あります。美味しいも のに出会うチャンスを自ら放棄しているようにも思います。残念!!!という 感じですね。 事例1(場所:弊社の直売所) 「試飲いかがですか?」 「私は、飲む酒は“○七のきもと純米”、に決めてるから結構です。」 確かに、○七は良い酒かも知れませんが、せっかく酒蔵までいらして 他社の酒しか飲まないといって試飲もしないのも、なんだか、もったい ないと思います。 事例2(東京の試飲会) 「今日は、純米大吟醸と純米吟醸の燗をおすすめしてます」 「じゃ、いらない。燗は純米酒に決めてるから。」 このところ、純米大吟醸鵬を燗ですすめてます。もったいないといわ れる方もありますが、燗の美味しさを実感してもらうためにはうって つけのお酒だと思っています。 で、これも、もったいない。残念!!!!(時代は、ギター侍からオリ エンタルラジオでしょうか?) というわけで、あんまり決め付けないでいろいろと試してもらうのもよい かと思います。 以上 ※送信の解除はHP上のメルマガ登録ページからできます。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 諏訪酒造株式会社 e-mail: info@suwaizumi.com URL: http://www.suwaizumi.com ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■