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諏訪泉メールマガジン 2006年8月号
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◆1. 蔵元日記(日々是良酒)
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 7月末から8月の第一週にかけて東京地区でのお酒の会に出て来ました。
小売店さんとその料飲店さん主催の「諏訪泉を楽しむ会」が3つ、小売店
さんの会でいろんなお蔵が集まってお客さんに楽しんでもらう会、さらには
ホテルの主催で全国の23蔵の純米酒の燗を楽しむ会と、合計約一週間の間
に5つのお酒の会、その前には小売店さん主催の宴会に参加、さらにその
合間には市場調査と銘打って、こぎれいなワンカップの飲める立飲み屋さん
や、串焼き屋さん、魚屋さんの営業している居酒屋さんなどを巡り、ほぼ連日
お酒をいただきました。

 お酒の会では、皆さんに、楽しそうに諏訪泉を飲んでいただきました。もう
皆さん優しい方ばかりで、諏訪泉ファンがこんなにもたくさんいたかと驚かさ
れました。私も、しっかりと、諏訪泉をすすめて、お米の話し、蔵の話し、
鳥取の話しなど、お話ししました。なにもたいしたお話しは、出来ませんが
蔵のお話しが一番のおもてなしのようです。

 さて、お酒は酒自体が美味しければ十分というご意見もあります。それは
もう確かに、そのとおり。でも、せっかく日本の酒で、近所で作っていて、
作り手と飲み手が近いのが、日本酒の良いところでも有ります。
 そこで、提案です。ぜひ、皆さん、行き付けの蔵を持ってみて下さい。一年
になんどか蔵へ足を運んで見て下さい。行き付けの蔵のお酒は、また美味しい
ものになるかと思います。今、日本で蔵が1400余り、お酒を製造してます。
各県に30蔵程度はあることになります。行き付けの蔵が出来ると、日本酒の
ことがもっと好きになると思います。
 面白いですよ。

◆2. 蔵からのお知らせ
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 今、夏の一番暑い時期に、今年の冬の仕込計画を作成中です。原料である米
の出来る前に作成しますので、米の出来・入荷によってはいろいろ変更もあり
ますが、計画を作成しないことには始まりません。
 今年の造りの本数は49本になる予定です。昨年より7本増加の計画です。
と言っても実は増産ではありません。一仕込あたりの数量を抑えたためです。
今度の造りから、うちの蔵は大きい仕込で1500s、大吟醸の小さいものだと
600sの仕込サイズに変更します。昔の言い方をすると、10石および4石の
仕舞いです。基本的には10石の半仕舞い、という製造をします。
 原料米も、酒造好適米の比率を高めます。今の計算で行くと85%が好適米
になります。
 良い原料米を使って、小さい丁寧な酒造りをしようというのが今年からの取
り組みになります。
 8月の初旬からお盆明けにかけて稲の出穂が見えます。また、今年も酒造り
が始まります。

◆3. 今月のつまみとお酒
    (「ぶらん−わい」さんの美味しいもの大好きエッセー)
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  《牛フィレ肉と茸のソテー》

 ●材料
   牛フィレ肉 : 200g
   茸類(舞茸、しめじ、えのき、エリンギ、etc…) : 適宜
   長ネギ : 15pくらい(みじん切りにする)
   塩・コショウ 少々
   出汁: 大さじ3  醤油: 少々  バター・サラダ油 : 少々

 ●作り方
  @ 茸類は適当な大きさに切り、サラダ油でサッと炒め皿に取る。
  A 牛フィレ肉を棒状に切り塩・コショウをし、
    フライパンにバターとサラダ油を熱し、強火で焼き色を付ける。
  B フライパンをきれいにし、サラダ油を熱し@Aを戻し入れ、
    長ネギみじん切りと出汁を加え醤油で味を整え、
    水分をとばすように強火で手早く炒めて出来上がり。

     まだまだ暑い日が続いています。
     サッパリしたものを食べたくなりますが、色々食べないと残暑を
     乗り切れませんね(*^-^)b

     お酒は、田中農場の純米です。もちろん、お燗でいただきます。
     お肉をいただく時は、お燗にしないとお肉の脂が固まってしまって、
    口の中でもったりした感じになって良くありません。
     先日『トマトの煮浸し』なるものをいただきました。トマトは、
    もともと旨味成分があり、加熱すると甘味が増して更に美味しく
    なりますね♪
     そしてそこへ、お酒をちょっとかけてあげると、その旨味がグ〜っと
    引き出されて…と〜っても美味しくなります\(^_^)/
     お酒の不思議な力ですね!色々なものにかけて試したくなっちゃ
    います(^_^;)

  (蔵元のコメント)
    先日、家でインスタントラーメンを食べました。野菜が無かったので、
   もやしとトマトをニンニクを使ってオリーブオイルで炒めてのっけました。
   娘は気味悪がっていましたが、味噌ラーメン(日清のラーメン屋さん)が
   美味しくなりました。特に、トマト炒めがラーメンのなかで暖まって、
   トマトの美味しさが実感できました。夏の暑い日のお昼には、もう汗だく
   で大変でした。トマトは煮ても、焼いても美味しいです。ジャージャー麺
   みたいな麺だったら、十分いけたトッピングになるのではないかと思いま
   した。その際には、レタスも一緒に炒めたいですね。
    最近、「コクと旨みの秘密」伏木亨著(新潮新書)という本を読みまし
   た。いろんなことが氷解する本でした。これで、お料理が上手になります。
   旨みと甘みが近いわけも解った気になりました。著者の伏木さんが、大学
   の先生ですが日本酒大好きと見ました。日本酒に対する愛がありました。
   この本もオススメです。

◆4. 杉の雫・吟醸の会 活動案内
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  10月には稲刈りがありますが、今はしばしの夏休み中です。

◆5. 今日も酒が飲める幸せ
    (アバンギャルド飲酒家の「みみずくおやじ」のコーナー)
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   もう、暑くて、暑くて、酒なんか飲んでられない!!といいながらも、
  家に帰ってお風呂に入って、ビールを一口飲むと、今日のお酒はどうやっ
  て飲もうかとそればっかりになります。
   さて、先月から始まった「なんでも酒に入れてみよう」のコーナーです。
  (違ったかな、ま、多少のことは許せ、すまん)

   今月の、お酒にちゃっぽーん、したものは、「とり貝」の焼き物です。
  皆さん、とり貝って知ってますか?そう、そう、一般的には寿司ネタですね。
  とり貝って二枚貝ですが、足の部分ばかりでかくて、そこしか食いません。
  先日、生のとり貝を焼いてもらいました。場所は、都内のとある場所、魚屋
  さんがやっているという、もう大変な魚マニアの居酒屋さん(魚屋だから当
  たり前か)。焼いた身は、くにくにと歯ごたえよく、しかも旨みがすごーい。
  もう大変。くにくに、旨、旨、そこへやや熱めのお燗をキューとやると、もう
  口中に旨みが充満して、至福のとき。
   そうこうしているうちに、いつのまにやら隣りに来ていた魚屋の竹さん
  (この魚屋、客が旨いと言うまで離れない)が、貝の焼き汁を指差して、
  「これ、お酒に入れても旨いよ」とのたまわったから、ていへんだ。
  何人かで行った仲間で、貝の焼き汁を奪いあう始末。これ、旨いよ。
   なかなか、とり貝っていうわけにも行かないので、いろんな貝でやって
  みて下さい。貝によって味が変ります。お酒は、燗向きの純米酒が良いで
  すね。あと、忘れてはいけないのは、貝を焼くときに使うお酒も純米酒を
  使って下さい。そうしないと後悔します。

   さて、先月予定したヨーグルト酒のテストは、あんまり貝汁が旨かった
  ので、次回に持ち越しします。
   しかし、いろいろ楽しいことがたくさんあるって、幸せですね。

◆あとがき
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 今回は、夏休みの自由研究です。
諏訪泉は、神話の生きている土地に生きて、神様に守られているんだという思
いを新たにしました。諏訪神社、八上姫神社、白兎神社、すべて近くに揃って
ます。大国主命のご縁のある神様たちです。

(諏訪泉に関わる神様たち)
 「諏訪泉って鳥取なのに、なんで諏訪なの」という質問は、お酒の会の度に
何人かのお客さんに聞かれる質問です。回答は、「諏訪神社が近所にあるから」
ですが、それ以外に諏訪酒造に関わる神様のことを調べました。

 ●八上姫(やかみひめ)
   大国主命(おおくにぬしのみこと)の家系図(奥さんが6人、子供さん
  が6人)を以下に示します。八上姫は、いなばの白うさぎの助けを借りて
  大国主命が結婚するお姫様ですが、諏訪酒造の八上支店のある河原町曳田
  に神社があり、うちもずっと「八上姫」という酒銘のお酒を作っていまし
  た。

 ●建御名方神(たけみなかたのかみ)
   諏訪神社の御祭神です。大国主命の奥さんの一人である沼河比売命(ぬ
  まかわひめのみこと)の息子さんですが、高天原系の神様へ国を譲る時に、
  一人だけ戦い破れ、信州諏訪でこもって二度と出ないと言って許してもらっ
  た神様です。ですから、神様が皆出雲に集まる神無月も、諏訪を離れない
  といいます。
   智頭では、江戸時代中期に大火のあった折、防火の神様として分霊を祭っ
  たとのことです。


   以下は、家計図です。○が奥さん、□が子供さんです。
    ○八上比売命 (やかみひめのみこと)
       □木俣神 (きのまたのかみ)
    ○多紀理比売命 (たきりひめのみこと)
       □高比売命 (たかひめのみこと)
       □阿遅高日子根神 (あじしきたかひこねのかみ)
    ○須勢理比売命(正妻) (すせりひめのみこと)
    ○神屋楯比売命 (かみやたてひめのみこと)
       □事代主命 (ことしろぬしのみこと)
    ○沼河比売命 (ぬまかわひめのみこと)
       □建御名方神 (たけみなかたのかみ)
    ○鳥耳神 (とりみみのかみ)
       □鳥鳴海神 (とりなるみのかみ)

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