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諏訪泉メールマガジン 2006年9月号
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◆1. 蔵元日記(日々是良酒)
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 鳥取のイカ釣り
 8月の末に、東京の小売店さん(ニシザワさん)が、「アオリイカ」を釣り
にきました。
きっかけは、6月ごろ智頭町内慶所で諏訪泉ファンクラブ焼肉をしていたとき
の魚釣りの話しです。近所のオヤジが釣り好きで、たまたま来てました。この
オヤジ、鮎からなにからなんでも釣る。そのなかで、8月のお盆を過ぎると、
どこの堤防でも、イカがバンバン釣れるという話し。なにはともあれ、「いっ
ぺん連れて行くけえ」ということ。この話しを翌日、ニシザワさんにしたとこ
ろから始まりました。
 その時点で、話しは決まり。8月のお盆すぎの土日、イカ釣りに鳥取にいら
っしゃいました。この堤防からのイカ釣り、釣りをしない人からは、イカが
堤防で釣れるというと不思議がりますけど、鳥取では夏から春まで「アオリイ
カ」と「コウイカ」が釣れます。
特に、アオリイカは美味しいイカなのに加えて、餌疑(エギ)という一種の伝
統的なルアーで釣る釣りということが受けて、近年大人気の釣りになってます。
アオリイカは、春、卵を産みに堤防内に入ってきます。堤防の近所のアマモな
どに卵を産みます。この卵が孵って、だんだん大きくなって秋くらいから釣れ
る様になります。
 イカは、海では高次元の捕食者(食物連鎖でいう)です。つまり、植物プラ
ンクトンを動物プランクトンが食べて、それをイワシやアジなどの小魚が食べ
て、それをイカが食べます。このイカを人も食べますが、もっと大きな魚や海
鳥が食べます。
 今回、イカはまだまだ小さくて、なんとミンミンゼミサイズでした。エギに
は寄ってくるものの触手を伸ばして食いつくまでは行きません。でも、堤防か
ら見ると、何匹ものイカが三角になって、エギを取り囲んでいる様子が見れま
した。まるで、映画のジュラシックパークで小さい恐竜が主人公を取り囲んで
いるようなシーンでした。イカは海の刺客という感じでした。
 というわけで、「イカ釣りに来て、イカ釣れず」のニシザワさんは来年のリ
ベンジを誓って帰って行きました。私も二日間お付き合いして、お天気は大変
良く、堤防で焦げました。
でも、民宿での宴会では、しっかり燗酒を飲んでもらいましたし、名物の山田
屋さんのイカ丼も食べてもらって、
(http://bss.jp/tamago/special/20041009/sp.htm)鳥取の海を堪能してもら
いました。あ、そうそう倉吉の昭和30年代の商店街も見てもらって、タイム
スリップも味わってもらいました。
 ニシザワさん、お疲れさまでした。来年の目標が出来るっていうのも楽しい
ですね。

◆2. 蔵からのお知らせ
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 今回は、メルマガ読者さんからのお便りとご質問がありましたので、皆様に
もご披露したいと思います。読者さん美味しいものの情報をありがとうござい
ました。
(固有名詞などは、伏せさせていただきました。)

【読者さんからのメール】
 毎回 楽しく読んでいます。これからはお酒がおいしい季節ですね。
ところで教えてほしいのですが去年ひょんなことで 岡山の殻つき牡蠣を買い
まして(大変リーズナブルな価格です。3000円出せば食べ切れません家族6人で)
ラップでくるんでレンジでチン! するだけの大変おいしい食べ方を覚えまし
た。妻も癖になったようですが、その様なものに会うお酒と飲み方を教えて
ください。
味は牡蠣から出る塩味だけです。意外と鳥取の方知られないですよ。このた
べかた。

【蔵元からの回答メール】
メルマガをお読みいただきありがとうございます。
岡山の殻付きカキの食べ方情報をいただき、これもありがとうございます。
 さて、このカキのお料理にあう、お酒とその飲み方ですが「諏訪泉純米古酒
1997」のお燗が一押しです。二押しは、「諏訪泉純米吟醸満天星」のお燗
です。
カキの濃い味わいには、よく熟成した旨口の純米酒のお燗がぴったりです。
 日本酒のお料理に対する効果として(これまったくの私個人の分類ですが)
1.旨み添加効果 2.まろやか追加効果 3.味わい引き伸ばし効果の三
つがあるように思います。
 カキの場合は、旨みは十分あるので、2のまろやか効果と3の引き伸ばし効
果を主体だと推定されます。カキと一緒に食べると、味がまろやかになって、
なおかつ、旨みが口中に広がって、余韻が長くなります。ぜひ、お試し下さい。
なお、こんなお酒が合うという情報も、ぜひお届け下されば幸いです。メール
ありがとうございました。

【再度のメール】
 早速の返事ありがとうございました。何度か利き酒会等で、純米の熱燗を賞
味しました。ただ 古酒は一般に手に入りますか?
 実は私のおじが毎年、四国の○○に但馬杜氏で出稼ぎに出ます。ただ、分け
てもらうのが、かなりの甘口です。それになれてか△△の4段仕込とか、甘口
が多いですね。しかもロックが多いです。まあ、いろいろと飲み方があると思
います。これからもいろんな飲み方を教えてください。今度一度、蔵見学に行
かせてもらいます。

◆3. 今月のつまみとお酒
    (「ぶらん−わい」さんの美味しいもの大好きエッセー)
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 今月は、野菜のグラタンです。

  《トマトとナスとポテトのグラタン》

 ●材料
   トマト(小):1コ、ナス(中):1コ、ジャガイモ(中):1コ
   サワークリーム:100ml、グリュイエールチーズ:30g
   塩・コショウ、サラダ油・バター:適宜

 ●作り方
  @ トマトを湯むきし、横半分に切り種を取る。薄くスライスする。
  A ナスは縦半分に切りスライスして、サラダ油・バターで炒め、
    塩・コショウで軽く味を付ける。
  B ジャガイモの皮をむき、薄くスライスして、サラダ油・バターで炒め、
    塩・コショウでしっかり味付けをする。
  C 耐熱の器にバターを塗り、Bのポテトを敷き詰め、その上にサワー
    クリームをかける。
  D Cの上に@Aのトマトとナスを交互に重ねながらならべる。
  E さらにDの上に刻んだチーズをかけ、240℃のオーブンで20分位、
    焦げ目が付くまで焼く。

  * サワークリームは常温にもどしておきます。
  * グリュイエールチーズだけでなく、モッツァレラチーズを混ぜると
    一味違います。市販のミックスチーズでもOKです。分量は、お好み
    で加減してください。
  * ジャガイモの代わりにカボチャを使うのもいいですね。

     諏訪泉のお酒は相性の幅が広いので、どれでもその日の気分で選ん
    でくださいね。サワークリームも使っているので、酸味もしっかりあ
    りますから純米酒との相性はバッチリです(*^−^)b

     先日、秋刀魚の塩焼きをいただきました。いい焦げ色が付いた皮の
    上に脂がピチピチと音を立てているような焼き立ての熱々がおいしい
    ですね。
     やさしく合わせたいときは満天星、ワタの旨みを堪能したければ古
    酒が良いです。でもお勧めは、諏訪泉純米燗です。ぜんぜん派手さは
    無いけれど、熟成も進み味に幅が出てきました。飽きずにずっと飲み
    続けられます。気取らない日常酒として最高ですね!

  (蔵元のつっこみ)
    −友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ
     (石川啄木)−

    場所:東京下町の老舗居酒屋さん「ぼちぼち」
    時間:9月の始め、平日の午後6時くらい、ようやく涼しい風が入り
       始めた時間
    登場人物:女将さん(ちゃきちゃきの江戸育ち)

         先生(元小学校の校長先生、女将さんも教え子)
         まっちゃん(校長先生とは幼馴染の八百屋さん)

    (居酒屋ぼちぼち 開店の時間です。)
      商店街をすこし入った場所にある。
      入り口はちょっとした植え込み。
      暖簾のかかった引き戸を開けると、左手がカウンター。
      右手にテーブル。

    先生  こんばんは、今日もあつかったっと!。
       (毎日来る常連さんの先生、カウンターに着く)
    女将  はい!お疲れさま。いつものですね。
       (黒ビールの小瓶とコップを置く)
    先生  さてと、今日のオススメは、と?
    女将  今日はね。まっちゃんのお野菜。すこし涼しくなったから
        グラタンにする?
        夏の疲れた体に優しい夏野菜のグラタン。これでお酒にす
        るかな?
    先生  お酒、燗で。

    こんな、美人の女将さんのいる居酒屋さんで、食べたいですね。
    これはつっこみというより、夢想ですね。

◆4. 杉の雫・吟醸の会 活動案内
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 ●2006年稲刈り・収穫祭のご案内です。

  今年は梅雨明けが遅く、心配しましたがお盆すぎは猛暑でした。収量が
  少し心配ですが、なにはともあれ、下記の予定で稲刈り・収穫祭を実施
  します。
  ぜひおいで下さい。

                    記

  ●日時   9月30日(土) 午前9時30分から午後2時ごろまで
  ●場所   智頭町慶所「雫のたんぼ」
  ●作業内容 稲刈り全般。稲刈りすべてを体験していただけます。また、
        当日の天候にもよりますが、時間を見て「雫の森」へも足を
        伸ばしたいと思います。
  ●智頭駅集合場所&時間
   智頭駅前 午前9時15分(田んぼは9時30分ごろ)
        (鳥取発8時19分、智頭着9時6分の電車があります)
  ●服装   稲刈りに適した服装
  ●収穫祭  午後4時くらいから 喫茶「樹里」にて п@0858-75-0080
  ●参加費  収穫祭参加費および昼食を含み 3,500円
  ●その他  雨天決行、最悪の場合は収穫祭のみになります
  ●申し込み先  ★★★必ず、参加の連絡を下さい★★★
       「杉の雫・吟醸の会」 事務局(西尾弘子、東田雅彦)

◆5. 今日も酒が飲める幸せ
    (アバンギャルド飲酒家の「みみずくおやじ」のコーナー)
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    (なんでもお酒に入れてみよう−ウニ−)
    秋になりました。秋になると、美味しい魚は、秋刀魚です。
  「秋刀魚、秋刀魚、さんま苦いかしょっぱいか?」で始まる詩があります
  ね、そういえば。都会では、家への帰り道、最後の角を曲がると、秋刀魚
  を焼く匂いがして、そうすると「今日は、秋刀魚だ!」というように遠く
  まで秋刀魚を焼く匂いがそこかしこでした、幸せな夕飯の景色があったよ
  うです。たぶん、高度経済成長前、昭和三十年代ですね。また、江戸時代
  から、秋刀魚は滋養の付く食べ物として庶民の味方だったようです。この
  時期、北海道から三陸沖までの秋刀魚は、お腹の部分に白い油を貯えてま
  す。これ、すごく身体にいい油ですので、ちゃんと食べましょうね。
   さて、秋刀魚のお話ばかりになってしまいましたが、今回のなんでもお
  酒に入れてみようは、ウニです。
  生でも、塩でも良いのですが、ウニを平盃に少し入れます。そこへ、すこ
  し熱めの純米酒の燗酒(50℃くらい)を注いで、飲む。これだけです。
  このウニ、焼いたウニでもオーケーです。もう、お酒がとまりません。場
  合によっては、粒こしょうとか山椒とかを入れても楽しいです。しかも、
  残ったウニをご飯に乗っけて食べるとお酒の味がうまくしみこんで、お茶
  漬けにすると、これも美味しい。
   一粒で300メートルではなく、二度美味しい食べ方です。(わかる人
  はオヤジです)
  お土産にもらった、塩ウニが冷蔵庫に眠ってませんか?ぜひ試してくださ
  い。

   さて、前々回にお話しした、ヨーグルトですが、ちょっといけませんで
  した。熟成不足の出来の悪いお酒みたいになってしまいました。再度、ト
  ライです。

◆あとがき
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 このところ、平盃(平杯)をいろいろ集めて、試してます。平杯で飲むと、
お酒が優しくなるような気がします。ぐい飲みはどうしても握った形の手で飲
みますが、平杯は親指と人差し指ではさんで飲みますので、特に女性は飲む姿
がきれいに見えます。(これ某蔵の専務さんが言ってました。)お酒の席で、
平杯の効用をしゃべるときに、香りが立つ、お酒が優しくなる、に加えて女性
がきれいに見える、というとちょっと良いですね。
「平杯のうすい口は、女性の口元を美しく見せる。」これも某専務のくどき文
句です。こんなセリフがしらっと言えたらもう不良中年入りです。こんなお酒
にまつわるお話しを集めたいなと思います。
 永谷正治先生という、もと国税局の鑑定官をつとめた先生(お酒の先生です
ね)が「花酒」〜お酒がおいしくなる唄〜という本を書いてます。酒にまつわ
る狂歌や川柳、漢詩、選者オリジナルの歌(唄)を、独特の解釈(説明文)を
交えて紹介したものです。 
キャッチコピーは、「だまって飲んでも面白くない。だから、語りながら飲む
のです」だそうです。http://www.jyokai.com/archives/2005/11/post_468.html
 今度、遊びに行っていろいろとお教え願おうかと思ってます。
不良中年、不良老年は、一日にしてならずです。りっぱな不良老年を目指して
がんばります。

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