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諏訪泉メールマガジン 2006年10月号
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◆1. 蔵元日記(日々是良酒)
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 飲酒運転の凶悪事故が増えて、妙な問い合わせがありました。
 「粕汁のアルコール含有量はどれくらいですか?」これ、学校の栄養士さん
からのお話しです。最初なんのことかわからず。先生が粕汁を食べて酔っ払わ
ないかですって。酒粕は当然お酒を含んでます。日本食品成分表によると約8%
のアルコールを含んでいるとのコト。しかしです。一体どれくらい酒粕を入れ
た粕汁を作るのでしょうか?
 参考までにレシピを調べてみると、約1リットルの出汁で野菜、鮭などを煮
て、最後に酒粕150グラムを入れると書いてました。アルコールがぜんぜん
飛ばないと仮定すると(本当は煮たら飛びますよね)、アルコール分は1.2%
となります。200mlいただくと、2.4グラムのアルコールを取ることに
なります。成人のアルコール分解速度は、一時間に約7グラムです。とすると、
20分で分解できる量ということになります。実際には、アルコールは十分加
熱することで飛ぶし、アルコールに極弱い人は別として、ゆっくり食事をすれ
ば問題になる量ではありません。
 こんな、質問で計算をしてしまう日もありました。でもね、栄養士さん、蔵
元に聞く前に自分で考えてね!まったく。

◆2. 蔵からのお知らせ
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 ●2−1
  先月の後書きの平杯について、読者の皆さんから貴重なご意見をいただい
 たのでご紹介いたします。うれしい、お便りですね。
 【平杯について】
   小生も「平杯党」で、単品を幾つか集めて愛用してますが、上に書かれ
  た以外のことで、述べてみますと、なんといっても、以下のような効能が
  あると思います。
  1)燗酒を楽しむのに、「猪口にお酒を残さないこと」が肝要と思います。
    折角の美味しいお酒を、猪口に残しては燗冷ましになってしまいます
    からね。
    徳利の中にあるお酒と比較すると、1:20に時間差があるそうです。
  2)その為に、「一口で飲める大きさのもの」を愛用してます。
  3)次に、口を広げて口に含みますから、旨みが口いっぱいに広がり、一
    層美味しさが増します。
  4)次いで、猪口の図柄が楽しめて、これも結構です。
  5)その結果、手酌が一番です。
  お世話になっています笹塚のご主人と、本件でお話しましたら、納得して
  下さいました。 某蔵の専務って、O氏かな〜なんて想像してますが
  ・・・・だったら合点がいきますね。(^o^) 小生は、既に黄昏の領域です
  から、さしずめ不良爺(じじい)でしょうか?
  今年も、期待通りのお酒が出来ることを、楽しみにしております。

 ●2−2 リーガロイヤルホテル東京でのお酒の会
  「五穀豊穣美酒で逸盃」というお酒の会が10月24日(火)にあります。
  昨年に引き続き諏訪泉も参加します。全国21の蔵のお酒を楽しむ会です。
  http://www.rihga-tokyo.co.jp/event/distillery/index.html

  参加費は、8800円。美味しいお料理とお酒、各蔵からのお土産抽選会、
  最後に4合瓶一本のお酒付きです。
  私は、いつもお酒を注ぐ側ですが、お客さんで参加してみたいものです。
  東京近郊の方、ぜひご参加下さい。

◆3. 今月のつまみとお酒
    (「ぶらん−わい」さんの美味しいもの大好きエッセー)
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  《なっとうのおいなりさん》

 ●材料
   納豆:1パック、油揚げ:2枚、モッツァレラチーズ:60g、醤油:少々
   薬味(ネギ、削り節、生姜、ワサビ、ニンニク、etc…):適宜

 ●作り方
  @ 納豆に醤油少々で味付けをし、さいの目に切ったモッツァレラチーズを
    混ぜ合わせる。
  A 油揚げを半分に切り、袋状に開き、@を詰める。
  B Aの詰め口を、串・つま楊枝などで留め、焦げ目が付くように焼く。
  C 好きな薬味を添えて、いただきます。

    先日、東京・門前仲町の「深川ノ満月」さんで、いただきました。
   油揚げに納豆を詰めて炙ったものって、ずっと昔から居酒屋メニューの
   定番ですね。でも、そこにチーズをちょっと加えるだけで、とても新し
   い味わいになります。納豆だけでは単調になってしまいますが、チーズ
   のまろ味でお酒との相性も良くなりますね。チーズをいろいろ変えてみる
   のも面白そうです。
    お酒は、季節の「ひやおろし」を合わせるのが良いですね。特別純米
   ですから、本当はもっと熟成させたいけれど、火入れが1回なので、冷や
   して又は常温でいただくのが良いようです。ひんやりとした秋風に触れ
   られながら、冷で一杯・・・というのもちょっと良いかな(=^▽^=)

  ☆ 「深川ノ満月」さん、とっても素晴らしいお店です。

    お近くの方はぜひ一度足を運んでみて下さい。
    http://r.gnavi.co.jp/g075100/

◆4. 杉の雫・吟醸の会 活動案内
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 ●稲刈りをしました

  9月30日(土)恒例の稲刈りをしました。幸いにもお天気に恵まれ、
  総勢で14名の参加人数でした。一年ぶりの顔も何人かいらっしゃり、
  秋晴れの空の下で、約二反の田んぼの稲を刈りました。今年は、寺坂
  会長さんが新しいコンバインを導入したため作業がずいぶんはかどって、
  最初に周囲と角を手刈りする以外は、交代でコンバインの運転、コンバ
  インから軽トラックへの籾の運搬、寺坂会長の乾燥場まで籾を運ぶ、など
  の作業でした。時間の余裕があり、11時くらいからは、大きく育った
  「雫の森」へ足を伸ばしたり、峠を越えて、智頭町新田地区へ、手作り
  のパンを買いに行ったり、智頭町ならではの観光コースを楽しみました。
   またお昼はいつもですが、寺坂会長さんの用意してくれた、コシヒカリ
  新米のお握り、混ぜ飯のお握り、タクアン漬け、きゅうりのお漬け物、
  手作り蒟蒻、シイタケの煮付け、ゆで卵、ミニトマトなど、奥さんの心の
  こもったお昼をいただきました。
   3時前に作業が無事終り、4時からはいつもの「収穫祭」を開催、喫茶
  「樹里」さんのお料理は、鳥取と智頭のものばかり。豆腐の味噌漬け、
  ずいきの酢の物、茗荷の和え物、カレイの唐揚げ、茹でイカと焼き鯖は
  しょうが醤油で、里芋とイカの煮物、さらに大根、ニンジン、ごぼう、
  蒟蒻の入った
   具沢山の汁物風の煮物、天ぷらは、イタドリ、よもぎ、もみじ、コス
  モスの花、(これはちょっと食べるのがかわいそう)。
   派手ではありませんが、季節と智頭町を堪能するお料理です。
   お酒は、錫のチロリで燗をした、純米大吟醸鵬、純米吟醸満天星、特別
  純米酒、純米酒、田中農場純米酒2005。お燗の美味しさも、実感して
  もらいました。
   でも、何よりのご馳走は、皆さんの近況やいろいろなお話しでした。
  美味しいお料理も美味しいお酒も、一緒に飲む人により味わいを変えます。
  秋の一日を皆さんと楽しく、盛り上がりました。

◆5. 今日も酒が飲める幸せ
    (アバンギャルド飲酒家の「みみずくおやじ」のコーナー)
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  (秋は、なにはともあれ、「き、の、こ」です)
   さて、秋だ!
   秋といえば、先月は秋刀魚でしたが、次の待ち遠しいのは、キノコたち
  です。
   スーパーに並んでいるキノコたち、シイタケ、ヒラタケ、ぶなシメジ、
  エリンギ、舞茸、なめこ、エノキタケ、これで七つ、セブンシスターズ
  とも言われている(かな?)。
  それに加えて、この時期お目見えするのが、松茸、本シメジ、はつたけ、
  きしめじ、くりたけ、ならたけ、などの野生のキノコたち。
   キノコは、まず、姿かたちが良いです。みんな違ってみんな良い。ホント
  に、好き。
  ほこほこした、「き、の、こ」という語感も美味しい。味も食感もみんな
  違う。美味しい仲間たちなんですね。キノコは、人間だけでなくて、イノ
  シシも熊も、リスもみんなが好きなんです。これも面白い。秋、山の美味
  しさを濃縮してキノコが立ち上がります。
   さて、そんな私が愛して止まないキノコたちですが、ダシがよく出るも
  のを選んで、今回はお酒に合わせましょう。野性の松茸酒というのもある
  らしいですが、貧乏なみみずくオヤジには縁がありません。どうも、焼い
  た松茸を熱燗に入れるらしいです。
   それはさておき、オススメは「エリンギ」。このエリンギ、ヒラタケの
  仲間ですが、食感が素晴らしいのと噛みしめると味が深い。オススメの食
  べ方は、@スライスしてニンニクとオリーブオイルで炒める。Aさっと湯
  がいてワサビ醤油で食べる(あわびの味です)B直火で焼いて醤油をつける。
  ですが、今回、お酒に入れるにあたって、Bの直火で焼いて、醤油をつけ
  ずに熱めの燗酒に入れます。丸のまま焼いて、手で細かく裂いて下さい。
  ちょうどするめを焼く要領です。焼いたもの、一部はお酒へ、メインはお
  醤油をたらしていただきます。
   秋の味わいです。こころもからだもお財布にも優しいエリンギの燗酒を
  お試し下さい。

◆あとがき
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 アルコールの分解量を計算しました。(今回は、こればっかり)
成人男性で、一時間当たりの肝臓での分解量が、一時間当たり約7グラムとい
う数字があります。この数字は個人差が大変多い数字ですが、とりあえず、こ
の数字を元に計算してみます。
 一時間に分解できるお酒の量は、日本酒のアルコール濃度を平均的に15.
5%とすると、45ミリリットルになります。
 例えば翌朝の8時にまったくアルコールが無いというような状態になるよう
に考えると、45ミリリットルの8倍ですので、360ミリリットルです。
つまり、夜の12時に日本酒を二合飲むと、翌日は、まったく残らないことに
なります。晩の7時から飲み始まると仮定して、12時まで飲むとした場合、
5時間分の分解量を足すと、約590ミリリットルですので、三合と少しとい
うことになります。
 実際には、人により、体調によりいろいろですので、あくまで目安でしょう
が、宴会の時には3合を目安にすると、翌日はほぼ残らないということですね。
 ちなみに、5合飲むと20時間、一升飲んだら40時間、アルコールが分解
されずに残ることになりますが、実は肝臓での分解以外に、呼気からのアル
コールの放出、吸収されずに出てしまうアルコールもあるので、実際には、
もっと複雑な計算がいると思います。

 こんな計算もたまには面白いですが、要は楽しく食べながら飲むということ
で飲み過ぎを防止するほうが楽しいですね。

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