■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 諏訪泉メールマガジン 2006年12月号 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ◆1. 蔵元日記(日々是良酒) 【今度は、温泉旅館!】 先月は、夢千代日記で有名な、兵庫県の湯村温泉の朝野家さん (http://www.asanoya.co.jp) で燗酒講習会の講師をしてきました。旅館のお客さんのサービス担当の従業員 さん(いわゆる仲居さんですね)に、お燗酒の効用、美味しいお燗のすすめ方 などをお話ししてきました。今まで、いろいろな会でお酒のお話をしてきまし たが、接客のプロ、お客さんにすすめる人に話しをしたのははじめてでした。 「地酒を燗するなんて、ばかなことを言うな!」と、しかられた従業員さん もいたりして、お燗の普及には、まだまだ時間がかかりそうです。 美味しいお燗酒を一度でも飲んでもらえれば、わかってもらえると思っています。 以下、当日の資料を添付します。 美味しいお燗酒のすすめ 2006年11月20日(月) 諏訪酒造株式会社 東田 雅彦 @お燗のすすめ(酒は純米、燗ならなお良し) ア.お燗の効用 ○お酒が美味しくなる(45度くらいの上燗でお酒の旨みが広がる) ○ゆっくり、ほどほどに酔う(飲み過ぎることが少なくなる) 「親の意見と冷や酒は後で効く」 「親の意見と茄子の花は千に一つも無駄はない」 ○お料理が美味しくなる(暖かいお料理には温かいお酒) 日本酒には、お料理の旨みを増強する作用があります ○身体が温まる ○酒器が楽しい(お好みの酒器を選ぶ楽しさがあります。平杯、 おちょこ、など) イ.お燗の仕方 湯煎でのお燗がおすすめです。 ウ.お燗の温度 上燗(45℃)が基本ですが、お好みでぬる燗(40℃)、 熱燗(50℃)など、日本酒は温度により味わいが変りますので、 ぜひお試し下さい。 エ.お燗の歴史など 古来より9月9日の重陽の節句より3月3日の桃の節句までは、お燗をするのが 伝統的な飲み方でした。また、戦前までは「冷や酒を飲むのは雇い人」という 習慣もあり、日本酒はお燗をつけて、お酌してもらって飲むものでした。冷や 酒を手酌でコップ酒などは、無頼の酒飲みのすることで、きちんとした大人の 飲み方ではありませんでした。 A日本酒の成分の特徴(ワイン、ビールとの比較) 日本酒の特徴は、お米由来のアミノ酸をたくさん含むこと。 ワインは、ブドウ由来の有機酸をたくさん含むお酒、ビールは、炭酸ガスを 含むこと。 B日本酒の原料 米、水、人、風土(一升瓶1本のお酒は、田んぼに換算すると約2坪) C日本酒と健康(以下のような健康効果が確認されている) 省略 以上 ◆2. メルマガ読者からのおたより --------------------------------- 今月は、先月号でご紹介した「日本酒いきいき健康法」に関して、メールを いただきましたので、ご紹介させていただきます。 みなさん、健康のために、ちゃんと美味しい純米酒を飲みましょう。 (もちろん飲み過ぎには注意です) こんにちは。○○です。毎回、楽しみに拝読しております。 「蔵元日記(日々是良酒)」の文中にあります、『滝澤行雄博士の本 「一日二合日本酒いきいき健康法」からの受け売り』ですが、 実は、 小生もやってます。(^.^) 酒仲間の幼友達が、肺癌の末期一歩手前になった時、この本を読ませ、 自宅に純米酒を幾本か持参して、効果が出るかもしれないからと、説得し ました。以来、自宅にあった「アル添酒」を、処分して純米酒を飲み始め ました。既に手遅れの感がありましたが、発見以来二年半になりますが、 肺の進行は止まり、今は転移した骨盤の癌と戦っています。 既に酒は飲めない体になりまして、小生が小さな農園で作っている野菜 を、時折届けておりますが、とても楽しみにしております。「無農薬・柔 らか野菜・生産者の顔が見える」を、売りにしてます。 一回り小さくなった 体で、今日も店頭に出て、戦っています。「少しは、効果があったかな〜」 なんて、時折開く集まりで聞きますが、「もっと早く、君の言うことを聞 けばよかった」と、しみじみ言っております。 ◆3. 蔵からのお知らせ ------------------------ (仕込み真っ最中) 12月14日現在、8本のもろみを仕込みました。年内に16本の仕込みをします。 最初の仕込みがあと数日で上槽を迎えます。そうなると、蔵もフル稼働になり ます。仕込んで、搾って、粕をはがして、仕込んで、搾って、酒を移動して、 どんどんすすんで行きます。 毎日、米を洗って、蒸して、麹を引き込んで、仕込んで、ですね。 蔵では天気予報を良く見ます。天気は、雨でも晴れでも良いようですが、実 は気温の変化が気になります。今年は、12月初めの気温がちょっと高くて苦労 しました。今は、大分寒くなってよくなってきました。一月になると、蔵内 4℃で安定します。昔から、吟醸酒は1月から2月いっぱいに造ります。蔵が もっとも安定する時期ですね。 今年は、造りを小さくして丁寧な酒造りを心がけています。3月15日の甑倒し (仕込みの終了)まで、ケガや病気のないように注意して酒造りに励みます。 ◆4. 今月のつまみとお酒 (「ぶらん−わい」さんの美味しいもの大好きエッセー) ---------------------------------------------------------- 《カンタンひとくちさつま揚げ》 ●材料 魚切り身(いろいろ合わせて):200g、長芋:100g 純米酒:大さじ1〜2、塩:小さじ1/2、砂糖 少々 揚げ油:適宜 ●作り方 @ 材料の魚切り身の皮・骨を取り除く。 A フードプロセッサ又はすり鉢で@の魚、塩、長芋を入れ「すり身」 にする (粘り具合を見ながら、酒を加える)。 B Aのすり身を一口大の小判型に丸め、160℃の油で揚げる。 ※ すり身は、耳たぶくらいの柔らかさに仕上げると、扱いやすいです。 ※ 材料にする魚を変えたり、刻んだ野菜を加えたりすれば、バリエー ションが広がります。(今回は、タラ6:タイ3:イカ1 の割合で 作りました) ※ 調味料の良し悪しで美味しさが全く違ってきます。手間を掛けたく ない人は、調味料も選びましょう(^0^;) 最近、魚屋さんと顔なじみになりました。良い事いっぱいあります。 いろいろ教えていただけるし、なんといっても一番は、旨〜〜っていう お魚をいただけるようになりました。しあわせ・・・♪ 今年の諏訪泉はどんなお酒が出来るのかな、と思いを巡らし、蔵人 さん方のご苦労に感謝しつつ、今夜も純米を熱燗でツツ〜っと・・・いい ですねぇ。冷えた体にしみ渡りますね。 ◆5. 杉の雫・吟醸の会 活動案内 --------------------------------- 11月に今年二回目のお酒をお届けしました。本年分のお酒のお届けは終了 です。 これからの行事予定は、冬のメインイベントである2月3日、4日に開催 される「第8回智頭宿雪まつり」、いろいろ今年も企画中です。ご案内と一緒 に2007年度分の会員募集案内をお届けする用意をしております。 本年も、「杉の雫・吟醸の会」へのご支援ありがとうございました。来年 もよろしくお願いいたします。 以下、お酒のお届け時に同封した文書です。 2006年度「杉の雫・吟醸の会」会員限定酒 「純米大吟醸 杉の雫2006」(第二回目)をお届けします お待たせいたしました。2006年度の第二回目のお酒の配送です。 第二回目、秋のお酒は、毎度おなじみ、 「純米大吟醸 杉の雫2006」720_を三本です。(火入れの熟成酒です) 【お酒の説明】 造り:純米大吟醸(精米歩合50%) 原料米:智頭町産の酒造好適米「玉栄」、有機減農薬栽培で6年目 仕込みデータ:仕込み日:2005年12月29日、 上槽日:2006年2月2日、もろみ日数36日 酒質データ:日本酒度−1.0、酸度1.8、アミノ酸度1.65、 アルコール16.5% 【お酒の特徴】 今回のお酒は、春お届けしたお酒を低温殺菌して一升瓶で熟成させた お酒です。夏の間は、ちょっと暑いので冷蔵庫に入れました(6月から 9月)。これから、まだまだ熟成して味わいに深みが増してきます。三本 ありますので、一本はじっくりねかせてみてはいかがでしょうか?また味 わいが格別です。なお、保存は室温で、涼しい場所で。ずっと冷蔵庫では かえって熟成しません。夏も本来でしたら、土蔵などがベストです。 【おすすめの飲み方】 冷や(常温)またはお燗がおすすめです。お燗の場合は、ぬるめの燗 (42℃くらいでしょうか)がよろしいかと思います。ぬるめのお燗で、 日常のお惣菜と一緒にいかがでしょうか? やわらかな口当たりのあと、玉栄ならではの優しい旨みが広がります。 ◆6. 今日も酒が飲める幸せ (アバンギャルド飲酒家の「みみずくおやじ」のコーナー) -------------------------------------------------------------- ちょっと、今月はおやすみのようです。どうも、海外へ行っているらし いです。 ◆あとがき ---------- 今回は、本と雑誌の紹介です。 1.「闘う純米酒 神亀ひこ孫物語」(平凡社) 1575円 うちの蔵が本当に、大変御世話になっております神亀酒造鰍フ小川原専務の 本が出ました。まだ手元にありませんが、よく出来た本だといううわさです。 著者は、上野敏彦さん、共同通信社の記者さんですが、丹念な取材をされ ていました。鳥取へも上原先生の取材でこられ、私もご案内をしました。 神亀酒造へは、延べで90日以上通われて、相当に丹念な(しつこい)取材 をして小川原専務には、出入り禁止の言い渡しも受けたとか?とにかく、神亀 酒造および小川原専務のこと、および日本酒の将来を知るには必読の一冊だと 思います。装丁は太田和彦さん、そして立松和平さんが推薦文を書いてくれて います。 「今や全国にその名を知られる銘酒、神亀ひこ孫の蔵元、小川原良征の純米酒 再生にかけた夢と闘いを追ったノンフィクション。日本酒党は言うに及ばず、 ビジネス書としても格好の読み物」だそうです。以下、章立てを記載します。 まえがき 第一章 白ワインに負けぬ酒 第二章 女の細腕で守った蔵 第三章 トトロの森で醸す 第四章 農への心意気 第五章 万華鏡の酒 第六章 酒蔵再生 あとがき 2.旅と鉄道 季刊 2007年冬の号 「山陰で出会った日本酒の味わい」というところに、諏訪酒造が掲載されて います。 取材がちょうど、11月の醸造安全祈願祭の時でしたので、その様子も載って います。写真がふんだんの記事です。ぜひ、ご覧になって下さい。 なお、市内の料飲店さんの「すし銀」さんに、お料理の取材を受けていただ きました。 あわせてご紹介いたします。ここの大将にはいつも豪快なお料理と細やかな こころ遣いをいただき御世話になっております。とにかく、食べて、飲んで、 元気になりたいときにぴったりの飲み屋さんです。 (すし銀 電話0857-27-4593) ※送信の解除はHP上のメルマガ登録ページからできます。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 諏訪酒造株式会社 tel: 0858-75-0618 , Fax: 0858-75-3082 e-mail: info@suwaizumi.com http://www.suwaizumi.com ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■